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いのちを、種を継ぐこと。

ぱき、ぱき、とひとつひとつ手で割る。

Koike lab.は100年以上この恵那山麓の地で続く百姓を継いだ、農家です。
メインの作目が
・さつまいも
・里芋
・落花生
なので、これらの作目に関しては種(芋)を買うことがありません。

大切に保存して自家採種?採苗?します。

さつまいもに関して言えば、べにあずまは1985年に登録された品種ですが、その時点からは継ぎ続けていて37年以上(祖父は50年ぐらい前に一度病気で種芋を全て殺してしまったので変えたがそれ以外には変えた覚えがないと言っていて…登録されたのは1985年だけどそれより前からべにあずまはべにあずまだったのかしらね…?謎)。
里芋に関しては土垂という品種で名乗っていますが、開拓民として来た3代前?が山梨から持ってきた種を一度も絶やすことなく作っている子なので、100年以上継がれた固定種と言っても良い品種です。岐阜県では石川早生という品種がよく作られていますが、土垂は関東系。出自を聞くと納得ですね〜

落花生については謎が多いですが、我が家がメインで作っているのはなかてゆたか。それも30年以上は継いでいるものだということで。

絶やしたくない、から作る。
作目の選択は経営の要ではありますが、そこは先代の意志を継ぐ。そういう気持ちがほとんどです。

さて、今日たねを作っている「おおまさり」という落花生が仲間入りしたのが去年でした。

中津川市の福岡という地域で苗屋さんをしている方から、「苗の集荷がこの地域まで来てくれなくなり苗を処分しないといけない。できるだけで良いのでもらってもらえないか?」という連絡がありました。
それでいただいたのがこのおおまさり。

おおまさりは落花生の中でも特に大粒の品種で、掘り立てを塩茹でにして食べるのがおすすめです。

嫁が勝手に貰って来て、勝手に保存したのでイマイチ元気のない種もありますが…
一つ一つ手で割って傷つかないように取り出す、、2時間やっても終わりが見えて来ません笑
ちょっとずつ頑張ります。

いのちを継いで、育てる。
農という営みの真髄を、楽しみたいと思います。

おおまさり(生のみ)は10月中旬〜出荷します。
お楽しみに〜〜

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